感動した番組

2017/11/09

 昨晩のNHKのEテレ「きょうの料理」を見て感動した。京都祇園のフランス料理店でのシェフを勤めるステファン・パンテルさんの演ずる「京都で出会ったフレンチと和」という今月のスポットライトとしての番組である。日本の食材に敬意を表しているのが、ステファンさんの発想やことばづかいの節々ににじみ出ているのだ。多くの日本人が忘れてしまっている「日本の心」を外国人にここまで理解してもらって、私達日本人に教えてもらっていることに、じわーっと暖かいものを感じたのである(やはり、こういうのは写真や本だけでは伝わらない。映像・音声を伴ったビデオでないと・・と思った)。

 

多くの外国人は、当然のことながら、自国にアイデンティティを持っている人が多い。それは料理の片鱗に現れてくる。しかし、ステファンさんのは、フランスへの「我」が感じられないのが実に驚きだ。母国の人達から、故国を離れることに多くの反対があったろう。その多くの困難を超えて、日本でわずか十年余りで、ここまで地域から受け容れられるに至っているのだ。それも日本の本流という保守的と言われる京都の地にてである。この間にあったと想像される数々の困難とそれを超えてきた努力に深く敬意を表したいと思う。

 

届かないとは思うが、そのステファンさんにありがとうと言いたい。また、そのステファンさんの魅力を引き出したアナウンサーの山本美希さんも、また素晴らしかったことも添えておきたい。